F1マシン対戦闘機! スパイカーがオランダ空軍のF16と対決

F1マシン対戦闘機! スパイカーがオランダ空軍のF16と対決


スパイカーのF1マシン『F8-VII』が、現地時間(以下、現地時間)20日、オランダ王立空軍のF16戦闘機と競争するイベントが行われた。21日、スパイカーのプレスリリースがその模様を伝えている。

 『フルスロットル』と名付けられたこのイベントは、オランダ南部のフォルケル空軍基地で、ファン、ゲスト、そして報道関係者ら1万人以上を集めて開催された。基地の主滑走路に、スパイカーのオランダ人ドライバー、クリスチャン・アルバースの駆るF1マシンと、空軍のラルフ・アーツ大尉が操縦するF16戦闘機がサイド・バイ・サイドに並び、全長1キロのストレートでのレースがスタートした。


 C.アルバースはスタートラインからの加速で最初の300mはリードしていたが、最後の700mでF16が前に出てわずか2車身差で接戦を制した。F16はストレートエンドで450km/hに達し、タイムは15.5秒だった。勝利後、R.アーツ大尉は基地上空でデモンストレーション飛行を行ない、集まった人々を楽しませた。


 C.アルバースは「接戦だったね。最初の300mはバックミラーに飛行機が見えていたんだけど、それから向こうが加速して僕を抜き、差をつけられてしまった。信じられないよ! 僕はF16にこんなに近づいたことはないし、さらにその中に座ったんだからね。2つのマシンのパフォーマンスを比較するのは本当に興味深いよ。イベントだったにも関わらず、ラルフと彼のチームは真剣に仕事に取り組んでいたし、彼らを心から尊敬するよ」と貴重な体験を振り返った。


 R.アーツ大尉は現在28歳で、アフガニスタンでの作戦任務を含む1100時間もの飛行を経験している空軍の中でも最も熟練したF16パイロットの一人。「かなり僅差だったけど、最後にF1マシンを追い抜くことができて、とても嬉しいよ! オランダで初めて、F1と航空という2つのハイテクの世界が1つになったことは、素晴らしい。このことを通して、多くの若者が軍隊に入りたいと思ってくれるように心から願いたい」と感想を語っている。


 C.アルバースの駆る『F8-VII』は最高出力700馬力以上で、ストレートでは350km/hに達する。F16戦闘機も離陸前にはほぼ同じ速度に到達し、地上では両マシンはほとんど互角の性能。しかし、F16は空中でマッハ2(音速の2倍)以上、時速2020キロに達し、パワーも1万馬力相当とF1マシンを大幅に上回る。Gフォース(重力加速度)の面でも、F1マシンがコーナーで5G以上がかかるのに対し、F16には9Gがかかる。


 スパイカーF1チーム・ディレクターのミッシェル・モル氏は「両方のマシンが相まみえるなんて、信じられないね。このプロジェクトでこんなに素晴らしいイベントが行なえたことを誇りに思う」とイベントの成功に満足そうな表情を浮かべていた。


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2007年04月21日 航空関連 トラックバック:0 コメント:0












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